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アウトプットが大切なんですって奥さん

ディストピアは川に落ちる夢を見るか?

かっこいいタイトルにしたかったらパロディか単語が1番だね、へーかだよ。

 

このブ=ログを始めて1週間が経ったよ。全く早いものね。

すると市民権獲得の通知が送られてきた。

えっ待って。

この1週間私は市民じゃなかったの?か?ま、まじかー。驚きー。

(どうして私がこんなどうでもいい事で驚こうとしているかといえば、昨日もっとインパクトのある事件が起こりそれの忘却に努めようとしているからである。)

いやー、驚きだわ。うん。

 

市民、階級、と言われるとやはりディストピアモノのストーリーを思い出す。

No.6シリーズ、フリーダムウォーズ、あと完璧で幸福な市民のアレとか。

ふふふ、フリーダムウォーズはいいぞ。

(おおおおにぎりが食べたいんだなではない)

メインストーリーはあっけないし味気ないが、このゲームの根幹はストーリーじゃないので大丈夫だ。

キャラエディットと機械音声が一番の見所であり、パートナーであるロボットたんの好感度をMAXにすることこそフリウォの醍醐味なのだから!

フリウォはディストピアからの脱出を目指すゲームではない。ディストピアに適応し、正規の手段でのし上がっていくゲームだ。主人公は脳筋デメキン(しかもロボットに望んだセリフを言わせて喜ぶHENTAI)なので頭脳労働担当の社畜にはなれない。

出来ることと言えば、美人鬼教官の容赦ない狙撃を立体機動装置を使用し時間切れになるまでブルブル震え避け続けるくらいなものだ。

 

主人公達はトガビト、咎人と呼ばれている。文字通り咎を背負った犯罪者だ。

で、更正のために肉体労働をし、得た賃金を残り刑期の控除に充てる。

この時点で美しすぎる漆塗りの社会だがまだ塗り足りない。

最初、咎人は何もかも許されない。

部屋の中で数歩歩いたら罰刑(罰として刑期が伸びる、今考えた)を食らうし監視者であるロボットたんと追いかけごっこをしようとしても罰刑を食らう。

これでは負債を抱えるのみだ。

ということで作り出されたシステム〜!なんと、生きてるだけで酸素の無駄遣いをしているクソ野郎共に優しい世界は!刑期控除に充てるポイントを使って権利を獲得させてくれるようになっている〜!

つまり、ゲームスタート時点で主人公は借金返済のスタートに立ってさえいないのだ。労働をするに不足ない権利を解放してからが始まりの0。ワーォ。

まあなんやかんやで友達もでき、前々からの知り合い的なオッサンや姉御キャラ、豹変おばさんなど様々な人物と仲良くなりながら、雁首揃えて自分より5倍くらい身長のあるロボを解体しに向かうのだ。

設定は面白いんや。話がクソなだけでな。

このゲームをやってる間お前は夢を見るだろう。つけまつ毛の位置を派手に間違えた美少女の夢を。一見ストーリーに深く関わる重要キャラかと思うかもしれないが、幻覚なので無視して構わない。

いやほんと。

 

そうそう、もう一つ忘れてはならん見所があった。アイドルだ。

ディストピアモノにありがちな泡沫の夢的存在である。

奴隷共に人工のそれを見せ、最高の快楽だと勘違いさせるのをチータラつまみながらモニタリング。よくあるよくある。

私の覚えてる限り(最近フリウォやってない)、女型ロボット3体で4曲ほど出していた。男型の発表もあった気がするが、正直食指がどうもアレで聴いてない。

これまた曲がなかなか良くて、思わずDLCを買ってしまったくらいだ。

 

制作サイドの思惑は大成功かもしれない。ストーリーは間違いなくクソなのにDLCは売れる。

フリウォはエディットゲーと考えたらばまあ良ゲーとか言われてたし。

やはり作品内の何かに入れこんでしまうと容赦なくdisるのが難しくなるんだろな。

監視者ロボットを好きな見目にして好きなセリフを喋らせられる完全カスタム型にしたのは見事な采配である。

この作品の評価のされ方自体がでぃすとぴあってるのかもしれないね。