スッスッスを見てほしい
KING OF PRISM SSSを......見てほしい。へーかだよ。
そう、あのキンプリの続編だ。
一度ハマってしまえばカフェへ茶をしばきに行くが如きフットワークで映画館で風呂をしばくことになり、ペンライトに照らされた肌はやたら艶が良くなる上に瞳がプリズムの煌めきを視認するという伝説の映画、キンプリのだ。
キンプリとしては第3弾となる今回のシャイニーセブンスタァズ(以降はあだ名であるスッスッスと表記)は、アニメで放送されるものを映画館で先行上映したものとなっている。
「なーんだそれならテレビで録画するわ✋」
今そう思った人も少なくはないだろう。
しかしテレビでは激しい光の点滅などは控えめにされてしまうし、電波にのせるからこそ穏やかになってしまうところもあるかもしれない。
それに、テレビというものは手元にリモコンがある。
普段ならばテレビに映すものを自分で操作できるというアドバンテージに一人ほくそえむところだが、ご自宅ではチケットを買い入場し、上映前予告が流れるスクリーンを尻目に「どうしようどうしようもう逃げられないアカン始まってしまうお腹いたいどうして私はこんなところにいるんだ?早く帰りたい始まってしまう観たい観たくないうらはらおもて......」という経験ができなくなる、つまり逃げようと思えばワンタッチで逃げられる環境に自分を置くということになってしまうのだ。
あと一話は初見勢にも優しくこれまでのあらすじと只今の現状が説明されていたが、キンプリ、というかプリリズに慣れていないと訳がわからないので初見は逃げてしまうような気がする。
動物園や水族館のように檻越しに観る未知は人気だが、こちらに手が伸びてくる深淵に近寄る人は少ない(だが安心してほしい。この深淵は優しいので手を伸ばすだけでなくハグとかデートとかしてくれる。スッスッス以前の2作品を観ればそれはすぐにわかる。)。だからこそ逃げられないように、自ら閉じ込められるマジシャンになるべきだと思うのだ。待っているのは勿論、新鮮な驚きである。
スッスッスのネタバレは言いたくない。理由は2つあって、私自身がネタバレ嫌いだというのと単純に説明が難しいからだ。
キンプリに浸かりすぎて忘れていたが、一般人は腹筋から爆弾を生み出すという事実を受け入れられないし、アホみたいな仮面を被ってビル風に晒されながら風呂に入ってるやつは昔トップスタァであったと一息に言われると何も理解できない。オバレ座は世間に公表されていなかった。
しかし、こんな訳のわからん文章を書かせるだけのエネルギーがスッスッスにはある。それだけは理解してほしい。本当にアツかったし、へかは涙が出た。久しく摂取できていなかったプリズムの煌めきが身体中に染み渡り、出た瞬間世界が煌めいていることを思い出したのだ。
へかの住むディヴィジョンは決して都会ではないし、ド田舎というわけでもない。へか自身はそこら辺にいるオタクであり、へかしか知らないものの誰でも想像できるような生活をしている。プリズムジャンプは跳べない、ただの一般人だ。
けれど劇中彼らが悩んでいたことや、知ったこと、見たかったものは彼ら自身が、彼らのプリズムショーで教えてくれる。
ただの一般人でも、プリズムショーを通してプリズムの煌めきを知ることができるのだ。
テレビでスッスッスを観て、プリズムの煌めきを受けとるのも(さっきはボロクソ言ったが)いいと思う。
なんかまた思い出して笑ってしまった。スッスッスは感動できるが同レベルで面白いのだ。
もうな~。
いや......。
はぁ............。
応援上映はやくしねえかな......。プリズムアフレコ、黙ってなくちゃと思えば思うほど沈黙が面白くなっちゃうんだよな......。
スッスッス観てくれよな。
なんならへかの前売り券あげるから。
なっ。