秋は秋刀魚とオーシャンズ8
オーシャンズ8のネタバレを含みます。
8/31、弟が家でヒンヒン言いながら読書感想文を書いている間私は単発バイトに繰り出していた。
五時起きの肉体労働である。
ほこりと段ボール...変な虫...あと汗...
しかし今日に限って、それは何の苦にもならなかった。
それはなぜか?
オーシャンズ8をレイトショーで観ることが決まっていたからだ。
オーシャンズ8は大切なことを教えてくれる。
女の着飾りかた、自分の中のカッコいい、そして嘔吐の仕方。
大切なことはオーシャンズ8が大抵教えてくれる。
私はよく、人に自分がハマってるコンテンツを教え そいつがまんまとそれにハマっていく過程を楽しんでいる。
この悪魔のような道楽をなぜ続けているのだろうと思っていた。
オーシャンズ8を観た今ならわかる。
特技だからだ。
軽快なテンポで流れるストーリー、次々とスタイルを変えていく8人の女。
さ、サイコー......
今夏を締めくくるフィナーレに相応しい。
ダチとハンバーガー食ってから観たのがよかった。
エンドロールの後に拳を合わせた。
全員が全員何かしらの『特技』を用い、用意周到に練られた作戦が実を結んでいく過程はサイコー~~~~である(語彙がないので誉め言葉がサイコーくらいしかない)。
よくある「お互いの弱いところを補いあう」みたいなシーンが印象的に描かれていないのが個人的に素晴らしかった。
アドリブがきかずにえーあーうー...ってなったり、機械音痴でとりあえずモニターぶっ叩いてみたり、確かにそういう弱ったシーンはあったけれど「太陽光が見たいのね?」「叩いても無駄」と一言で状況が終わっていたのだ。そう...そうなの...確かに弱さを補うことで生まれる絆もいいんだけど、自分のできることをお互いやった結果歯車が噛み合ったってのがホンマに...よかったんや...
服装やメイクも素晴らしかった。エンドロールの協力ブランドでぶっ倒れてしまう。
ナインボールがま~~~~じでかわいい。髪の毛あげてるのかわいい~♪とか思ってたらドレスアップ姿で度肝を抜かれた。いやみんなかわいい。
ダフネ(アホと思われている女優)がアンハサウェイなのもスゲーわかるしアンハサウェイの使い方が...よすぎた...私だったらアンハサウェイに逮捕されたらずっとおとなしく待ってる...まだかとかそういう待てができねえからとっ捕まるんだよお前は...
そしてルー様。 ルー様は...
......
すき......
「あんた面白いね。オーシャンズにならない?」って夢小説がほしい......
※オーシャンズにならない?などというアホっぽい台詞をルー様は言いません
ママは家庭が...子供が...となりつつ一番働いてたしコンスタンス..コンスタンスのユーチューブ見たい...IDほしい...帰りな...妹ちゃん...
アミータはちゃっかり出会い系でくっついてるし(別に男は要らないわ!みたいな映画じゃないのもよかった 要る奴もいる)でびー...
デビーは作中幾つの罪を重ねたかわからんレベルで技が完成されている...
デビーはホンマに魅力的だった。悪い大人は魅力的なのだ。
サイコーだった......
今は日付が変わって9/1
夏の終わりであり、秋の始まりである。
皆もいい女とはどういうものか知りたくはないだろうか?これを読んでいる人はもう知っているかもしれないが。
オーシャンズ8は私たちを八歳の女の子にしてくれる。
是非、まだ観てもないのにこれを読んでしまったワンちゃん大好き野郎の方は劇場へ足を運んでほしい。突然の謎罵倒の意味もわかるからだ。
私は今から晩酌と洒落こむ。
こんな夜中に甘いお酒なんてどうして?
そんな時ってない?