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アウトプットが大切なんですって奥さん

学校へ行こう

君は積極的に学校へ行こうと思ったことはあるだろうか。私はない。

友人と話すためだけにしぶしぶ登校していた。

学ぶ意欲がどうのと言われても、一日につきよくわからんものを興味を惹かれないまま抑揚なく説明される一時間(大学ではもっと長くなった)が6回くらい入るのだ。

行きたくないのは当たり前である。

しかし、今回の話はそんなかったるいことが中心ではないので愚痴はここまで。

一時間も人は集中していられないとか一方的な投げ掛けでは頭に残らんとか、そういうのは既に偉い人が論文に書いているんだ。

 

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.tinyco.potter

 

ハリー・ポッター ホグワーツの謎をやろう

 

そういう話をしにきたんだ。

 

 

君はハリー・ポッターシリーズを知っているだろうか。

ハリー・ポッターと賢者の石から始まる長編シリーズはそりゃもうハチャメチャに売れている大人気作品である。

私は小学校時代の大半をハリー・ポッターを読んで過ごしていたため「小5になればホグワーツ魔法魔術学校から手紙がくるのでは」などと半分本気で考えていた時期もあった。

小5になった頃にはフィクションとノンフィクションの違いに気付いていたものの「私に魔法の才能がなかったから手紙も来なかったのだ」と思うようになっていた。

ハリー・ポッターシリーズは間違いなくおとぎ話であるが、長らく夢見ていた私にとってはもうひとつの真実に姿を変えていたのだ。

これはハリポタ世界の『マグル界(魔法の使えない人間が住む世界)と魔法界(物語の舞台、魔法が当たり前にある世界)はひとつの場所に同時に存在しているが分かたれており、基本的に互いの領域を(主に魔法界が)侵さないようになっている』という設定に影響された考え方である。私は弾かれたのだ。

ファンブックについてきた入学の手紙にも素直に喜べなかった。本物は蝋で封をされているし、羊皮紙にインクで書かれたものがふくろう便でやってくるからだ。

USJにあるハリポタエリアにはまだ行けていない。時間や金銭の問題より、心持ちの問題だった。マグルがホグワーツのパチモンを建てて喜んでいるなんて、本物のホグワーツ生が知ったら何て思うのだろう?

相当拗らせたまま成長している。

 

そうやってハリポタ世界への憧れだけがずっと残っていた矢先のアプリリリースである。

リリースされたときから存在は知っていたが、入れる勇気がなかった。

ホグワーツ生になることは長年の夢だったが、ボタンを押せば入れるほどの簡単さで渡されると動揺してしまう。

気にしながらもいれずにもやもやしていたが、大学の知り合いに薦められたのをきっかけにインストール。

へーかのなけなしの勇気、見てみる?といった具合である。

今私はへーか本人ではなく、何となく気質を似せたキャラで話を進めている。

舞台はハリー・ポッターが入学するより前のホグワーツ

ホグワーツから退学させられた後行方不明になった兄の痕跡を辿るべく、主人公はホグワーツの謎に手をかける。

暗示のような夢、兄の失踪の謎、ホグワーツに潜む何か──以下略──みたいなのが粗筋。

授業に参加しながら技術を磨き、校則を破り、マルフォイポジの女を煽るゲームだ。

始めたばかりなので面白いかはまだわからないが、ともかく『本当にホグワーツへいける』と思っていたあの頃を思い出すことができる。

皆は学校へ行こうと思ったことあるか?

私はない。

行きたい学校から入学届けが来なかったから。

でも今は、今だけは、このよくわからんアプリで行った気になろう。

 

ハリポタにそこまで熱心ではない人向けの宣伝

主人公がやたら口が悪いので面白いぞ やろ