斜め上から目線

アウトプットが大切なんですって奥さん

4.5

私は気になって、更に問いを重ねた。
みつけ「もう七夕から一ヶ月ほどですけど......ずっと音は鳴っているんですか?」
伊沢「大学があるので日中がどうかわかりませんが、夜は時々。人の声と、階段を昇り降りする音がたまにしていて。でも、そういうときはさっき言った金属みたいな音が消えるんです」
伊沢さんの発言に田ノ中さんは眉を上げた。
田ノ中「金属みたいな音っていうのは、それはもう金属の音だと思いますけど......いや、違うかもしれないね。金切り声っていうもの。ああそんなことはどうでもいいんです。その、金属みたいな音ってやつは生活音のしないときに流れているんですか?BGMみたいに」
伊沢「隣家から聞こえる微かな音なので、はっきりは言えないんですけど......よくしてるんだと思います。他の音が聞こえて、それではじめて『あっ止まった』って思いましたから」
田ノ中「......金属音以外に普段からしている音は?他にありませんか?」
伊沢「いえ、わからないです......」
金属音以外に普段からしている音......。
田ノ中さんは何が言いたいんだろう。
というか、なにやら奇妙な話になってきた。空き家に誰かが住んでいたとしたら四六時中生活音がしているはずだ。
けれど、その音は時々しか鳴らない。
つまりそこに人が住んでいるのは......時々?
意味がわからない。
それに金属音の正体も気になる。
包丁でなにかを刻む音とかだったら、聞き覚えがあるからそのように表現されるはずだ。
普段聞けないなにか......。ただの事務員にはさっぱりだった。田ノ中さんはなにかわかったんだろうか?
私はそう思いながらちらりと田ノ中さんの方へ目を向けた。
田ノ中「......??なあに、まだ質問したいことがあるのかい?仕方ないなぁ~~~~伊沢さん宜しいですか?」
伊沢「あ、はい、もちろん」
は?全然違いますけど。
そう言おうとしたけれど、伊沢さんの真剣な表情に口が閉じる。
解決してほしくて相談に来ているのに、話題が進展しないのはちょっと不安かもしれない。
いやいや、でも今回のことでもうわからないことなんてないっていうか、わからないことしかないっていうか。
みつけ「えっああ......あー、そうですね。その、ほ、他に相談した方とかいらっしゃいますか?」
伊沢「え......」
田ノ中「............」

馬鹿~~!!警察に行って探偵社に来たって言ってた~~~~!!

みつけ「あ、すいません、いやあハハ、あの警察とウチでしたよねハハ、ハハ」
伊沢「いえ......あ。大学の友達とか、彼氏には相談しましたよ。時期が時期なので大体の人に怪談扱いされて終わりましたけど」
田ノ中「ということは、伊沢さん以外に隣家の生活音を知っている人がいるということですね?本当のことだと思っているかには関わらず、ですけれども。いつ頃お話されたんです?」
伊沢「ううん、友達には警察に行ったあたりですぐに。講義が一緒なので。彼氏......は、怖いものが苦手で。私が怖いのに、彼なんか失神しちゃうと思ってしばらくは言いませんでした。けど流石に不気味で、7月の下旬頃に相談したのを覚えています」
......どれだけビビりなんだろう。
伊沢「思ったより真面目に聞いてくれて、それでちょっとホッとしました。警察以外に相談できるところがないか調べてくれたり......。あんまり役には立ちませんでしたけど、それがきっかけでここを知ったんです」
みつけ「へえ......」

→next

 

 

今回は選択肢なし。ちょっと長いので分割。

その代わり軽いキャラクター紹介を挟みます。


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照島みつけ

大学生のバイトちゃん。

まあまあ雑に生きてるけど、人によく共感し相手の立場で物を考えられる女の子。

田ノ中はよくわからんと思っているので田ノ中の立場になって考えるのはできません。

探偵社でバイトする前はコンビニで働いていました。

 


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田ノ中今真

胡散臭い探偵のお兄さん。

着てるスーツはバッタとか言われてるけど、実はお高い一級品。

周りの探偵からは『勘当された良家の坊っちゃん』『頼むから出ていってくれって大金渡されたんじゃないのか』『人の形をしたスピーカー』『猿がシンバル叩いてるオモチャ並に黙らない』などとまあまあの暴言を叩かれています。

 


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徳臣透

みつけちゃんといっけなーい遅刻遅刻した人。真面目だけど神経質なので、ちょっと損しています。

全然出てきてないので書くことがありません。

 

今回はここまで

...作ろう、偽りなきバターを。

皆様はご存じだろうか、sideM界隈にて今トレンドの最先端を突っ走っているイベントを......。

四周年?おめでとう。

アニバ?待って虎牙道はやい待って。

ワートレ中国?いや衣装~~~~!!

どれも正解だけれど、違う。

賢明な方ならもうブログタイトルからして察しているだろう。

そう、バター作りである。

ただいまモバゲー版アイドルマスターsideMにて開催中のイベント『のびのび牧場☆COWBOY LIVE!』。

牧場体験として九十九一希はバターを作っていた。

ここまではよかった。

先生はペットボトル振っててもかっこいい。そういう話で終わるかと思っていた。

しかし、数日もしないうちにタイムラインにやたらと生クリームとペットボトルの写真が上げられるように。

そう、九十九先生に倣って自分もバターを作ろう!というプロデューサーがわんさか出てきたのだ。

これに関するブログ記事も上げられていた。

昨日だか今日辺りでジャニーズファンの方にもバター作りが伝染したというツイートも見かけた。

えっなにそれ......。

なんだこのコンテンツ......アイドルが作ったから私も作ろうって......そんな、そんなの......

 

メチャクチャわかる~~~~!!!!!!!

 

そのときの私のツイート

 

私は握野Pなので、バターにはちょっとした縁がある。パンケーキにバターはつきものなのだ。


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↑参考画像

じゃあ作るしかあるまいよ。バターを。

というわけでチャリで走って生クリーム買ってちょっと冷やして振ってきた。

 

 

振る際にはバター作り用プレイリストを作成しておくとよいという先人の知恵を借り早速ぽちぽち。
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どれくらい振ればいいのか全く考えずに作成したので一時間くらいある。アホ?

ちなみに大体20~30分の間でできたと思う。

途中で勇敢なるキミへが流れてきたので足だけステップを踏んだり、浮かれろテンションしていたので多分普通より遅め。

振った感触としては最初シャバシャバ中ゴッゴッ 突如シャバれば水を抜けってかんじ。

ゴッゴッのターンが長くて段々不安になってくるんだけど、本当突然にシャバシャバシャバシャバ!!!!!!!って言い出すので大丈夫。シャバシャバするまで振ろう。

↓これが突然シャバったときの写真↓


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なんとなく固形化している部分が見えないだろうか?ちょっと感動した。

 

今回のイベントがなければ多分一生バターを作ることはなかったと思う。意外と楽に作れるということがわかったし、九十九先生の言う通り、色んなアレンジを加えてorigin@l butterを作るのもよさそうだ。

ありがとう、九十九先生。

ありがとう、九十九P、旗P、ジャニーズファンの方々。

ありがとう、sideM。

このバターをパンケーキにかけて、メイプルシロップと一緒にいただきたいと思います。

疲労だってケセラセラ

 

追記:曲と一緒に九十九ティックシェイカーするとあまり疲れた気はしない。どんな曲がバター作りに合うだろうか......。ハイテンポな曲、F-LAGSの曲、担当の曲......。どれも素晴らしい。......全部聴くか。

…掲げよう、偽りなき自分を。

…掲げよう、偽りなき自分を。

 

(担当の曲もよろしく)

ハートフル・パトローラー

ハートフル・パトローラー

 

3

私は迷って、田ノ中さんの目を見た。
察して......!
後で怒られるのは私と貴方なんですよ......!
そのへらへら胡散臭い笑みを今すぐやめて、依頼人を説得するか流石さんを説得するかしてくださいよ......!


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田ノ中「なあに、みつけちゃん?俺の権力は流石さんの数億分の一だけど、みつけちゃんは流石さんに気に入られてるからね。ここはみつけちゃん次第だよ。自由にするといい。真面目だなあ全く。いやいや、いいことだと思うよ。探偵社のアルバイトさんはそうでないとね。なるほど確かにプライバシーの保護は大事だと思うけれど、ここは依頼人......伊沢さんの頼みだからね。私は全く構いませんよ、伊沢さん。そういうことだ。仕事に差し支えがあるならこのままゲラウェイするといい。まあ、伊沢さんの話を聴いてから決めるっていうのもありだと思うけれどね」

......。
ちょっと見ただけでよくもまあこんなべらべらと。
簡潔にものを言えないのだろうか。
もういいや、何かあったら全部この人のせいにしよう。

みつけ「......わかりました。私でいいなら、同席させていただきます」
伊沢「ありがとう、ございます......。すいません、お忙しいのに」
いいんです。あとの事務は隣でにやついてる人に任せます。

みつけ「あの、それで相談の方は」
伊沢「......はい。探偵さんに大まかなことを言っただけで。詳細は今から話すところでした」
ずいぶんといいタイミングで来てしまったみたいだ。
田ノ中「うんうん。確か、ご近所のお屋敷がどうのという話でしたね?伊沢凪さん......大学生ということですが、実家暮らしですか?それともお一人?ルームシェア?」
伊沢「あ、実家なんですけど......両親は二人とも出張族で、実質独り暮らしみたいなものです。今年に入って帰ってきたのも......二回くらいでしょうか」
田ノ中「ふうん」
伊沢「私たちが越してきたときには、隣の家はもう空き家でした。大きめの家で、門も古めかしかったので最初は誰かの別荘かと思ったくらいで。庭が荒れていたのですぐわかりましたけど」
そんな屋敷が隣にあったら怖いだろうな。
そっちがわの窓とか全部閉めてしまいそうだ。
伊沢「それで......7月くらいから、なにか物音が聞こえるなって思って。今年、すごく暑いじゃないですか。だから大学から帰るたびに、使ってない部屋の窓を網戸だけにするようにしたんですけど。寝る前には防犯のために閉めるでしょう。そしたら、その」
田ノ中「物音が聞こえたと」
伊沢「......はい。あ、最初は聞き間違いかと思ったんです。別の、公道の方角かなとかも考えました。でも、明らかに隣なんです。隣からなにか......あの、変ですよね。すいません、ちょっと整理できてなくて」
伊沢さんはぎゅっと力を込めて拳を膝に置いている。大きめのピアスが揺れていて、心の動揺がそのまま移ったかのようだった。
確かに混乱していてわかりづらいけれど、本当に怖がっているのはわかる。
でも......。
みつけ「あの、素人質問で申し訳ないんですけど、警察の方には......?」
聞くと、伊沢さんは真っ直ぐ私の方を見て。


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伊沢「信じてもらえなかったんです」
信じて、と訴えてくる。
伊沢「最初に音を聞いたのは七夕の日でした。人の声と、なにか......高めの、金属みたいな音。怖くなって、その日はすぐに窓を閉めちゃったから、わかりません。次の日は日曜だったから、私はずっと部屋で課題をしていて......。聞き間違いだと思っていたし、忘れたかったので」
田ノ中「聞き間違いだと思っていたし、忘れたかった......。そうですね、そんな怖い思いをされたのなら仕方のないことです。私だってそうしますよ。きっとここの三階から出られないまま一年を過ごすでしょう。でも貴方はそのまま忘れはしなかった。警察に行ったのはいつですか?」
伊沢「その翌週の......水曜の夜とかだったと思います。熱気がこもるのはよくないから、どうしたって外の音が聞こえる部屋にも行かなきゃいけなくて。人の声はしなかったんですけど、階段を下りるみたいな音は聞こえて。警察に相談したら調べますって言ってもらえたんですよ。次の日とかに何人か来てました。でもすぐに帰っちゃって......ダメだと思って、他のところを探してたんです」
7月11日に相談して、それから約一ヶ月が経ちかけている。もう8月だ。その間ずっと、この人は怯えていたのだろうか。
私は気になって、更に問いを重ねた。

 

 

→next

ウワァ...K4カンパニー...MV...

 

 

https://youtu.be/bDi8pl2ek00

 

 

 

ウワ~~~~......

 

 

うう

 

 

うわ~~~~

 

キモオタはな ほんと うわ~~~~ってものをみるとうわ~~~~しか言えなくなるんよ わかるか

 

 

いや~~~~

 

 

みた???????????

 

とりあえずみんなみてさっきのURL飛んでくれん?

ほんで「おう笑みたけど笑」くらいのテンションでいいからさちょっと聞いて

 

 

やばいほんまに

まずさ まずなに?うたがうまい

いや試聴の時点でわかってたよ相当 でも誰がフルで聴けると思うんよビックリするわ

でさ また背景とか小道具とか今までのネタ拾ってんじゃん スーツ支給されたくらいでこんな感動する番組ある?あるよK4カンパニーっつうんですけど 誕生日になると椅子がグレードアップする会社 お母さんにジーンズの穴を指摘される会社 泣いた しかもちゃんとイメージカラーだし ぴんく

 

ほんでまた踊るじゃん 

おどっいや踊るのはわかってた 

でもあれだよ予測可能回避不可能ってやつで 自ら被弾しにいってる身でなんだ?って感じだけど 私がすきなのはなんかみんなで手を大きく振ってるところです ワーーイワーーイってしてるとこ

 

マジで 今狭い廊下をずっと往復しながら書いてるの落ち着けないから

 

まあ あのほんとに一番ワァ~~~~ってなったのがやっぱ顔なんすよ

みんな楽しそうでね 楽しそうな演技だとしてもよ 私も楽しくなったからね 全然OK最高だよ

って途中までは和んでたんだよ私も!!!!!!!そしたらなんだ~~~~!???あのウインクは

 

なんだ???あのウインクは

 

この~~~~ つらい 顔がふにゃふにゃしている ふにゃふにゃしている顔がウインクした 何をいってるかわからねーとは思うが

私も何が言いたいのか自分でわかってない

とにかくショーヘイコマツに持ってかれた感がすごくて それまでもっと考えてたことあったんだよ最初ハマーめっちゃ髪型決まってんじゃん!とかまっさんの肌私より白いじゃねえかとか益山さん眼鏡!?めがねみんなしてるけど眼鏡!?ワー!?とか色々ギャーコラやってたのに

それなのに にも関わらずよ

ここで一句 

わあ小松 なにしとん......ちょっ 顔がいい

ほら一句詠めたよ わけわかんないよ

もう普通に喋ってるみたいなバケツぶちまけ文章書き散らしてるなか俳人としての才能が花開いたよ 松って木だし実質季語だろ

 

は~~~~......むり

 

みんなみて ほんで わーキャッキャ代永さんだキャッキャ走ってるキャッキャってして私と同じように心拍に異常をきたして シクヨロ

は~~~~ そうそう あのK4カンパニー本編はこの四人がワチャワチャしてる番組で いま暑いでしょ 暑いものにはやっぱ熱いものだと思うのね 冬にアイス食べるのすきでしょ そういうこと MVだけみると普通に思えるかもだけどこの人ら最初段ボール箱に座ってたから

いや~~~~本編も見て ほんでMV見直して で好きな回教えて シクヨロ

狂乱の宴 ~初めてのアニカフェ編~

初めてアニメイトカフェに行ってきた。

ゲキヤバである。

 

帰ってきてすぐかいている。テンションがおかしい。

今日は同行させていただいたSちゃんに「こんなテンション高いへかさんはじめてみた」と言われた。つまり狂乱の宴である。

 

 

Sちゃんがさいどえむのアニカフェを当てたので同行させてもらうことに。

時間的に講義を受けているとちょい遅刻してしまう。

サボるかとも考えたしギリギリまで「あ~~~~先生学会の用事で帰らないかな~~~~」とか思ってた。

でもさ......こんなとき、FRAMEの握野英雄は......私の担当なら絶対最後まで受けるんだよ。そして......

 

全力ダッシュするんだよ......!!!!!!!

(しました)

 

そして......こんなとき、FRAMEの木村龍なら......大体な......

 

不運に見舞われるんだよ......!!!!!!!

(見舞われました)(バスがすごい勢いで赤信号に引っ掛かる)(小銭をちまちまいれながら支払う客)(カードにお金をチャージしようとしたらなぜか札が機械から吐き戻されてくる)(エトセトラ)

 

ボロボロになりながらもアニメイトカフェへ。ちなみに最寄り駅へ行ったことがなく、ドドド方向音痴な私は地図を見ていたのに三回道を間違えた。ちなみに三回で済んだのはいい方である。

 

まあまあの遅刻で入店。よいこは真似しちゃダメだぞ!

 

壁一面には特大ユニットポスター(画質がいい)。


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額縁には各キャラのSR写真(画質がいい)。


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限定グッズの山に今回の看板キャラクター五人のパネル、そして誕生日週間のW、蒼井悠介&蒼井享介のバースデーケーキ。


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流れるアニバ曲。ワイワイお喋りしながらご飯食べてるPさん達。

 

なにここ......なに......?

すご......なに......???

 

Sちゃん「あっ着いてよかった~~~~へかちゃんとこ虎牙道やで」

 

え??

 



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!?????

な、なに!?

机に......アイドルがいるのか!????

(アニカフェ初心者の発言です)

周りを見渡すと違うユニット達。

これ!?ランダムなのか!???

 

そのとき脳内の木村龍が笑った。

「プロデューサーさん、ここに来るまで大変だったけど......今はハッピーだよ!」

ありがとうホンマに。超絶ハッピー。

虎牙道のファンでありFRAMEPの私はもうメチャクチャにテンションが上がった。

 

とりあえず頼んだのは

FRAMEのバーガー、The虎牙道のパフェ、High×Jokerのシンデレラ。

SちゃんはハイジョPなので、ドリンクをお手伝いである。向こうはバーガーとパフェも頼んでた。えっ!?神!?

メニューにはそのユニットのコースターがランダムに付いてくるので、当てたきゃただひたすらに食うのみ......そうだろ!というわけなのだ。

私の目当ては握野英雄と円城寺道流。

Sちゃんの目当ては四季くんだった。

頼んでくれただけでも神だったのにSちゃんは握野英雄も当ててくれた。

神じゃん(再確認)。

私は自分の推しも人の推しも当てられなかった。

無能じゃん(無慈悲)。

 

最初に運ばれてきたのは隼人くんのシンデレラ。Sちゃんは甘いのがそこまで得意ではないらしく「アマッゥ......」っと謎の言語を話しながら啜っていた。

私は普通に飲めたので、多分甘党は大丈夫。

生クリームに星のチョコレートが散りばめられていて、雲間に浮かぶ星をイメージさせられたよ。大人の階段昇りながら、煌めく夜空に輝く星を見上げるんだな......。その星、君なんだな......。

次に運ばれてきたのは大天才パフェ。写真がないのは許してほしい、テンションメガMAXだったのでバコバコ食ってしまったのだ。

婚活イベイメージの牙崎漣パフェは甘めのバニラアイスと小豆、生クリームの層に加えいつもPにくれるたい焼きのしっぽ、遊園地で買ってもらったポップコーンがトッピング。

しかもSR+で持ってた傘を模したつまようじが可愛らしく載せられていた。しかもこの傘開閉可能である。すげー!

味はというと...甘い。

甘い。これが......最強大天才のコンカツってやつか......。甘党だし小豆好きなのでバリバリ食った。

実はお昼に大学食堂でとんこつラーメンを頼んでいた私、実質二食を虎牙道で過ごしている(???)。

そして食べながら気づく。

このポップコーン、道流さんが買ったやつじゃね?と。

道流さんファンなのでメチャクチャにテンション上がったしポップコーンは最後に食べた。

そうこうしている間に龍のドラゴンバンズバーガーが到着。美味しそう~~~~。

厚切りのポテトフライにマスタード&ケチャップ。WANTED!と指名手配書が印刷されたもなか。そして旗の刺さったバーガー。中身はなんだっけ、トマトと肉と...とにかく美味しいものがい~っぱい(記憶力の限界)。公式のメニュー表をチェケラだ。

元ネタである315シネマ!ドラゴンウェスタンは結成してちょっと経ったくらいだからこそのシナリオなので、是非とも読んでほしい。その後に最近のシナリオを読むとあ~団結育ってる~と涙腺がゆるんでしまう......。

話は戻る。

このバーガーメチャクチャ美味しかった!ほんとに!アニカフェってすごいねパフェもドリンクもフードも美味しいしキャラ囲まれてる客は全員オタク なにあの領域

たれ?ってかソースがすごく好きなやつだった。バンズがふわふわしてたしボリュームも丁度よくて大満足であった。

 

あっという間に時間は過ぎて、ラストオーダー。

道流さんが来ていない。

焦った私は心のなかで彼のソロを流し始める。

そうか......大きな心(財布)と(食べきる)自信があれば......!!!!

パフェ追加注文である。

 

 

後でこのザマではあったがきちんと完食した。

というか残り何口みたいなところでRoLが流れてきてびっくりした。

アニメの最終回かよ。

思わず最後の一口を飲み込んだ瞬間コロンビアしてしまった。

切り拓け......。

コースターは道流さんじゃなかった。

切り拓け......。

 

その後Sちゃんや他のプロデューサーさんの協力により無事コースターを交換、道流さんをゲット。そしてここに来ていないダチPの担当のコースターも確保。

た、たのし......。

 

ちなみにパフェ二個食った後でだいぶおかしくなっていたので、誤って自分の持っていた漣コースターを落としたときに「漣ッッッ!!!!」と言いながら拾い上げていた。

アホじゃん。

 

私はあまりキャラの顔が書かれたグッズを使わない方である。痛バとかもやったことないし、使わんものはちょっとなあ、といった感じであまり金を落とさない。

なので限定グッズの山を見てもあ~かっこいい~!!とは思ってもあまり買う気にはならなかった。

しかしな......クリアファイルがあったのじゃよ クリアファイルて。

そんな実用的なしかもこれ今回のじゃなくて前回のやつもあるんですか~~~~!???

 

買った。

 

心と胃袋大満足、財布はちょこっとくしゃみ。

幸せな夜だった。

 

ちょ~~~~たのしかった。

すごいねアニカフェ。あと店員さんがメニューを運んできてくれるとき、きちんと台詞まで全部読んでたのがすごかった。

お疲れ様です。ありがとう。

 

 

 追記

 

メチャクチャなカロリーを摂ったあと、電車に間に合うようにサクサク歩く。階段もリズムよく。

Sちゃん「やーしんどいものがある」

そうだね。

でも......こんなとき......FRAMEの信玄誠司なら......!

 

信玄乱入!!!!マッスルチャンス!!!!

(サクサク歩きました)

 

 

2

私は一階にある受付に向かうため、階段をくだった。

執務室は四階にあるので軽い運動になる。
エレベーター?ないよそんなもの。

 

一階は受付と自販機だけ。

二階は応接間。何個もあるけど全部が埋まっているところは見たことがない。

三階は探偵たちのテリトリー。今この糸口探偵社に勤めている探偵は六人いるけど、あんまり喋ったことのない人もいる。

四階は社長の執務室と、社長の部屋。

ベランダには社長のプチ農園。

 

......社長は家と仕事場の往復が面倒だといって四階に住んでしまっている。

 

週末婚のが上手くいくんだよお、ボクみたいなタイプのはさあ。

 

なんて言っていたっけ。

でも社内の変なところといったら実はまだあっ

???「うぉっ......」

みつけ「わっ」

 

しまった、考え事しながら歩いていたせいでぶつかってしまった。

 

みつけ「すいません、ええと」

徳臣「......気を付けなね」

みつけ「......すみません」

 

そんな睨まなくても。

さっきぶつかってしまった人は徳臣透(とくおみ とおる)。


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今年からここに来た探偵さんだ。

今年からといっても前に他のところで勤めていたらしく、ピカピカの新人ってわけでもない。

無愛想ってほどでもないんだけど、微妙に近寄りがたいというか。

全員のぶんのお茶を淹れるとき、彼には出さない。

なんでも自分的に丁度いい分量やらなんやらあるそうで、人にやってもらうより自分でやった方が良いらしいのだ。

まあ助かるっちゃ助かるけど、二人で給湯室に並んでるときなんかは物凄く気まずい。

何も会話が起こらない給湯室ってなんだ?

......とかく、そういう感じの人なのだ。

 

ああ、説明していたら一階に着いた。

コンコン。

 

流石さん「どうぞ」

みつけ「失礼します。これ、社長から流石さんにだそうです」

流石さん「ありがとう」


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うーーん。また髪色が変わっている。

くるくるは健在だけど、季節ごとに色を変えてるのはすごいなあ。

流石、流石さんだ。

 

流石さん「さっき依頼の方が来てね......この資料は応対に必要なものだったの。私の印鑑を押しておいたから、202によろしく」

みつけ「わかりましたー」

 

探偵社でアルバイトと決まったときはこう...スリルに溢れたものだとばかり思っていた。

けど実際はお茶汲みと、資料整理と、ちょっとした事務作業だけ。

実態はこんなもんである。

たまに浮気調査とかの資料が覗けて面白かったりするけど(流石さんには叱られる)、基本的には失せ物探しやらなんやらがメインだ。

二階の応接間......202へ急ぐ。

今日は誰が担当しているのだろうか。

コンコン。

 

???「はい」

みつけ「失礼します」

 

この声は......。


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田ノ中「やあ、みつけちゃん。資料とお茶かな?どうもありがとう」

???「......」

 

田ノ中さんか......。

彼の名前は田ノ中今真。

顔はかっこいいし人当たりもいい。

けれどメチャクチャに胡散臭い。

今日もよくわからないバッタだかコオロギみたいな色の服を着ている。

普通の人が着たら確実に食われるそれを難なく飼い慣らしている辺り、やはり......あれなのだろう。

この人が解決した案件はダントツに少ない。

というより、誰かに回してしまうのだ。

私が勤める前からいるらしいが、なんでクビになってないのかわからないレベルで他の探偵に押し付けている。

......わかんない人である。

そんな彼の目の前には若めの女の子。

この人が今日の依頼者だろう。

私と同い年くらいに見えるけど、探偵に依頼なんて珍しいな。

 

私は資料を渡してから、二人にお茶を出した。


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 (資料がなくなった)

 

みつけ「では、これで失礼します」

???「ま......待ってください!」

みつけ「えっ?......なんでしょう」

 

依頼者はどこかすがるような目で私を見ている。

???「あの......すいません、仕事の邪魔でなかったらここにいてもらえませんか?その、こういうところ来るのはじめてで......」

みつけ「あ~っと......」

 

確かに、本物の探偵なんて人生で出会う体験普通は無いだろう。

しかも目の前にいるのは底抜けにうさんくさい笑みを浮かべた田ノ中さんだ。

応接間に入ってからべらべら今朝あった猫のはなしとかされててもおかしくない。

しかしながら当然仕事は残っている。

基本的に秘密厳守がポリシーの場所なのに、一介のアルバイトがいていいのだろうか。

 

私は迷って、目を見た。

 

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